グループホームで働くこと 介護職としてグループホームに勤務する際に知っておきたいこと

グループホームにおける働き方について

グループホームとは、認知症の高齢者が共同生活するための施設です。最大9名で1ユニットを作り、家庭的な空間の中で利用者の生活をサポートすることが職員の仕事です。利用者3人に対して介護職員1人を配置することが定められており、人員配置が手厚いのが特徴。生活を主体にした施設なので、食事や入浴などの介助のみではなく、掃除や調理といった日常生活の支援も行います。家事スキルを持っていれば存分に活かすことができるでしょう。苦手な家事の分野があっても利用者のコミュニケーションを取りながら学んでいくことも可能です。そのため、介護初心者であっても働きやすい職場といえます。未経験で勤務し始め、働きながら資格を取得するというような働き方も可能です。

グループホームには正社員やパートなどの働き方があります。4交代制(早番・日勤・遅番・夜勤)を導入している施設が多く、施設の規模や利用者の介護度で施設が異なり、パートの場合では2時間程度の短時間でも勤務が可能な施設も存在します。また、正社員になると夜勤がシフトに組み込まれます。グループホームは利用者の自立度が高いために緊急事態が起こることも多くありません。他の介護施設と比べると穏やかに働くことができるのが特徴です。家事スキルを活かせるグループホームは、子育て中の方でも働きやすい職場です。子どもがまだ小さいうちはパートとして働き、成長してから正社員を目指すというような働き方もできます。簡単に正社員を目指せるのか不安に思うかもしれませんが、高齢化による介護需要は高まり続けており、正社員になるチャンスは十分にあるといえるでしょう。